鋼あるいは超合金がCOあるいは炭化水素系ガス等の浸炭性ガス雰囲気にて高温に晒されると、Cが内部へ深く浸入し(浸炭)材料成分との炭化物が形成される為、著しく脆化するばかりでなく、大きな内部応力が発生し、破断してしまいます。又、更に浸炭が進行すると融点が低下し溶損の危険もありますが、スーパーカロライジング層はこの様な浸炭を抑える効果があります。ガス浸炭炉の部材及び治具の材料として一般的に多く使われているSCH13の無処理材とスーパーカロライジング処理材を同時に固形浸炭剤中で930℃ ×12Hの操作を10回繰り返した後、それぞれ断面のC分布分析を実施したところ、無処理材が深く浸炭されているのに対し、スーパーカロライジング材は素地部には全く浸炭されておらず健全でした。(特許取得済み)

浸炭テスト後の断面のC分析カラーマップ