オーストテナイト系ステンレス鋼(SUS304を除く)にスーパーカロライジング処理を施すと窒化されにくくなります。
炭素鋼、ステンレス鋼等にスーパーカロライジング処理を施すと溶融亜鉛・溶融鋳鉄・溶銑・溶融銅に浸食されにくくなります。

<<CGL浴中部材(スナウト、ドロスポンプサクションパイプ)に適用されています。>>
(特許取得済)
スーパーカロライジング鋼は、表面に高硬度(最表面で400〜650mHv)のFeAl合金層を有し耐摩耗性に優れています。
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スーパーカロライジング鋼は、強酸(HCl、H2SO4)、強アルカリには激しく腐食されます、pH4〜8の範囲では優れた耐食性を有します。又、強酸でも酸化性の強い濃硝酸に対しては優れた耐食性を有します(不動態膜の生成による)。海水、アンモニア水、CaCl2溶液、食塩水、炭酸水、酢酸、石油、タール、アスファルトに対しても優れた耐食性を有します。
炭素鋼は高温、高圧下で水素雰囲気に晒されると、水素が原子状となって鋼中を拡散し、下記の反応を起こし、脱炭されます。又、生成したCH4が鋼中で高圧を発生し、ふくれや割れを起こすことがあります。スーパーカロライジング層は、この水素浸透を抑制する効果があります。

     Fe3C + 2H2 ⇔ 3Fe + CH4 (ガス発生)
銅にスーパーカロライジング処理すると、表面にCuAl化合物層が生成し鉄のスパッタ及びビードが付着し難くなり、又、付着しても容易に除去できます。(特許取得済)